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歩美 剱岳への挑戦 [剱立山]

8月27日は8歳の歩美と剱岳へ向かった。
立山駅へ行ったら駐車場も満杯で、チケット購入に炎天下で並んで1時間掛かった。
中の高男さんの店でソフトクリーム食べて待ってなさいと言ったのだが、パパと一緒がいいと。
2時間待って、やってケーブルカーに乗り込んだ。
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疲れてバスの中では爆睡。

剱岳へ登るということにかなり緊張していた様子だったが、26日から好天が続くと解って急遽27日から入山が決まった。
「ちょっと怖い」と時々口にしていた。

でも、2歳からクライミングを始め、スキーや野球もかなり頑張ってきたので、他の子供達よりかなり体力も技術も優れているという私の判断だった。
5歳の時には室堂から雄山山頂まで1時間40分で登り、余裕も感じていた。
そして、私がロープを付けて確保しながら登るので、別山尾根は問題ないだろうと考えていた。

室堂に到着して、水を飲みながら、ゆっくり出発。
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階段の段差がちょっと辛かったようだった。
気温も高く、風もなく、かなり暑く感じる日だった。
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休憩も頻繁に取りながら、いつものペースではないなと感じていた。
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ママが作ったオニギリを食べて、お茶を飲みながら。

剱御前小屋でカルピスウォーターをもらって元気が出たようで、剱沢の山岳警備隊に寄ってから剱澤小屋に到着。
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室堂から約3時間だった。

私は基本的にガイド登山の時も雷鳥沢キャンプ場から剱御前小屋まで2時間以上掛かる方は、別山尾根のガイドは中止にしている。
老人であろうが、子供であろうが、2時間以上掛かる人は剱岳に登る準備ができていないという判断ルールを持っている。
それは私の経験則の中でのルールで、何時間掛かっても剱岳に連れて行くというガイドはたくさんいるので、その方にお金を払って行っていただければ良いということ。
歩美はちゃんと範囲内で登ってくれたし、それはまったく無理のない想定内のことだった。

剱澤小屋にはたくさんの人がいて、仲間のガイドや友人達から歓待を受けた。
ちょっと興奮し過ぎかなという印象があったが、いつも通りの歩美だったので心配はあまりなかった。
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山岳カメラマンの亀田氏からいろいろ教わって嬉しかった様子。
お友達がたくさんできたと喜んでいた。
とても元気で夕食のトンカツと豚汁もほとんど食べていた。
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8時にはお友達のナガちゃんと一緒に寝てしまった。

翌朝4時過ぎに起きて、朝ごはんを食べる前に体調が一変し、顔が真っ青で頻脈状態が続き、これは剱岳登山どころではなく、早く標高を下げなくてはならないと新平さんと相談しながら対応を考える。
山岳警備隊も来てくれて、田辺先生とも連絡を取りながら最善策を考えてくれた。

結果、様々な方の援助で無事に自宅へ帰ることができたが、対応が遅れていたら最悪のことにも成りかねなかった。
いつも「剱岳をなめるな」と言っている私が、いかに愚かだったかがわかった。
今考えれば、体調不良のサインはあったのだ。
子供の目線で剱岳登山を見ていなかったことが悔やまれる。

歩美は、剱澤小屋で温かい人達と触れ合い、優しい対応を受けたおかげで、「また剱澤小屋に行きたい」と帰路で何度も話していたのが救いだった。
子供と登山を楽しむには、私には足りないものが在りすぎたと反省すると共に、剱澤小屋、富山県警山岳警備隊、仲間のガイド達の素晴らしさを改めて知ることとなった。

登山は一生勉強。

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