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GW終了 [剱立山]

一昨日は雨の中、雷鳥荘に入り、昨日は雄山への往復。
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登山者も少なく、落ち着いた登山だった。
三山縦走の予定だったが、前夜の雨で氷化した部分が多く、雪もグズグズのところがあるので雄山のみとなったが、北アルプスの展望も良く満足できたようだ。

これにてGWが終了。
今回は劔立山に絞ったガイド業務だった。
膝のことを考えて、各ガイドの間は1日休みを入れるようにしたら膝は全く問題なく機能し、ラッセルしても、氷をアイゼンで蹴り込んでも、走っても滑っても全く不安はなかった。
やはり、この歳になると休養と睡眠は非常に大事だと改めて認識した。

事故が多かったGW。
知り合いや身内のガイドの事故もあり、色々考えさせられることがある。
事故の要因は様々であり、決めつけることはできないが、昇温や風などによる多量の積雪への影響変化にどう対応できたかがポイントになった気がする。
たまたま事故に遭わなかった山行もあるが勘違いしてはいけない。
ひとつひとつの山行を精査して次に向かうことが最も大切だ。

私のお客様方は全てリピーターで、山の状況や天気に応じたルートやスケジュールの変更を快く理解してくれるので、いつも助かっている。

SNSに不愉快な投稿をたくさん見たGWでもあった。
あなたはそんなに凄くない。
山をなめてはいけない。
調子に乗っていると必ずお返しがある。
人間は必ず失敗する。

私自身気を引き締めて、一度リセットしてから次に向かうことにする。

立山三山縦走 [剱立山]

5月3日からも剱岳の予定だったが、どうしても4日に帰らないとならない方がいて、体力的にも厳しいので立山三山縦走とした。
二日間快晴に恵まれて、それは良い展望が楽しめた。
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剱御前小屋で椅子を借りて、ビールを飲んでいると剱沢から神様ガイドがたくさん上がってきた。

こんな日はスキーがしたいなと、佐伯岩雄ガイドにスキーを貸してくれと言ったがダメだった。
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私と同じスキーと同じブーツでサイズも同じなのでラッキーと思ったのだが。

この夜の剱御前小屋は人でいっぱいで居る場所がないほどだった。
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でも夜景がたっぷり楽しめた。
良い場所にある小屋だ。

翌朝はゆっくり出発。
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別山で雷鳥を入れた剱岳を見ることができた。

稜線上は特に危険な場所はないが、雪庇の上を歩くトレースが目立つ。
雪庇の端に腰掛けて景色を見ているカップルには驚いた。
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大汝山3015mはまだまだ雪もたっぷり。

しかし、雄山へ行くと簡易アイゼンで行動できなくなっている人、雪庇の上で記念写真を撮る人、ジーパン&スニーカーで雄山へアタックしようとしている人、などには啓蒙は通じないのだろうか。

大人数のツアー登山は滑落の危険がある場所でもロープを付けずに歩くのは当たり前。
あれはガイドと言って欲しくない、ただの道案内だ。
山案内人と呼び名を変えた方がいい。

レベルは全く違うが、この日も八ツ峰で滑落死亡事故があったと聞いた。
これ以上、事故が続かないように祈るばかりだ。

この日のログだが、アルペンルートのバスまで記録してしまった。

剱岳登頂(GW前半) [剱立山]

2017GWがスタートしました。
前半は剱岳平蔵谷からの登頂。
今回はゲスト2名と撮影カメラマンが帯同。
初日の剱御前小屋までは風雪が厳しく、ホワイトアウト状態で到着。
我々の後にいた二人パーティは、ルートロストして山岳警備隊の救助要請となった。
GWとはいえ、ひとたび山が荒れれば、一瞬で厳冬期の冬山に戻ることを知るべき。

剱御前小屋は新しい小屋主さんとスタッフに明るく迎えてもらえた。
仲良しのガイドや富山の友人などとも再会できた。

さて、翌朝3時に起きて外を確認すると風があまりに強く、1時間様子を見ることにした。
登頂は難しいかなと考えながら、5時少し前に剱沢を下降開始。
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雪も深く、吹き溜まりでは膝上まであったので、かなり苦労するだろうと平蔵谷の様子を見に行くくらいのつもりでいた。
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平蔵谷はかなりデブリが出ており、上部はまだ落ちきっていない積雪が溜まっているのが予想できた。
ずっとラッセルがきつく、かなり時間が掛かった。
上部で後続スキーヤー2名と合流し、一緒に交代でラッセルしたが、腿まで埋まり体力を奪われる。
上がるにつれ傾斜も出てきて、危ない上載積雪が落ちきった感があり致命的な雪崩はないだろうと判断し、そのまま登頂することにした。
しかし、一番上に少し載っている湿雪が不安定でアイゼン、ピッケルが効き辛い。
昇温でアイゼンに団子が絡みつき始めてもいた。
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岩場を登って、頂上までの20分はスラフが特に不安定だった。
早月尾根の合流でやっと安心できた。
稜線は風も強かった。

祠は少し出ていた。
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素晴らしい眺望。
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10時40分くらいに頂上に着いたが遅すぎると感じた。
下山中に昇温によるリスクを感じていたので、すぐに下山開始。
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雪面がかなり不安定になり、タテバイ横でゲストがスリップ、滑落し掛けたが直ぐに止めた。
一歩一歩慎重に降りて、平蔵谷に合流したところで驚いたのは、各支沢からの雪崩で平蔵谷がデブリでいっぱいになっていたこと。

剱に登って良い日ではなかったことを悟り酷く後悔した。
剱沢を登り返しながら、今回の失敗ガイドのことを考えた。
ラッセルを頑張って登ることができたのは良かったが、あまりにリスクに対して無防備だった。

源次郎尾根に取りついたパーティが、Ⅱ峰懸垂後に平蔵谷側へエスケープしているのが見えた。

剱澤小屋に着いて、座って行動食を食べていたら、そのパーティが降りているルンゼから雪煙があがり、人が落ちてくるのが見えた。
携帯電話が繋がらないので、急いで剱御前小屋に向かったが、警備隊も視認していて剱沢を降りてきた。
結果、最悪の事態になったわけだが。

GW前に雄山登頂 [剱立山]

GWが始まる前日にプライベートガイドで雄山に登ってきました。
室堂も雄山も空いていて、初めての立山を満喫していただけたと思います。
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ただ、風が強く少し辛い経験だったかもしれません。
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北アルプス全体が良く見えて、素晴らしい眺望でした。

やはりプライベートガイドは、お客様の想いや希望にダイレクトに応えられるので良いですね。

強烈・室堂の嵐 [剱立山]

4月17日から悪天になると判断し、16日に一度富山へ帰りました。
再び18日から室堂へ上がりました。
今回はスキーガイドではなく、山岳ガイドです。
剱岳を見たいと国見岳へ向かいましたが、登るにつれてホワイトアウトで何も見えず。
国見岳手前にいるのは解っていましたが、見えないのに登ってもしょうがないので、しばらく待機してから下山。
室堂に戻るのも大変でした。
雷鳥荘に入り、温泉に入って寛いでいたら天気が回復してきました。
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大日岳へ沈む夕陽を見ながら美味しい酒を飲む。
日本海側山岳ならではの楽しみですね。

翌日は立山三山縦走の予定でしたが、朝から暴風雪。
この日に帰るゲストを室堂へ送り迎えするのも大変でした。
とにかく降る霰の量が凄くて、翌日以降の状態が心配でした。
デカい霰がアウターの上からでも痛くて、顔に当たった時は失神しそうです。

さて、本日3日目は吹き溜まりに霰が飛ばされ、風当りの良い場所はテカテカです。
室堂山荘からはノートレースでずっとラッセルでした。
吹き溜まりは深いものの硬い雪面もあります。
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浄土山の北面からも小さい雪崩が二個出ましたが、むしろ注意すべきは滑落です。
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一ノ越に出ると天国のような景色。

強風と氷と岩のミックスに耐えて登ると。
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誰もいない、足跡もない雄山でした。

稜線の硬さに苦労しそうなのと、午後から天候も崩れそうなので縦走は諦め。

さて気になる剱岳は。
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剱岳が丸くて、なかなかの積雪量です。
来週から剱岳ガイドを始めますがちょっと心配ですね。

今日はいったんリセットで富山に降りました。
明日はスキーを持って上がります。

笹倉ガイド研修会&立山ガイド協会忘年会 [剱立山]

「大人の山岳部」著者である笹倉ガイドを招いてのガイド研修会を開催しました。
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解りやすい画像やアニメを駆使した講座や実践的な実習は大変勉強になりました。

自分の将来のため、自分のガイド技術知識向上のため、多くの方がメリットを感じた素晴らしい内容でした。
笹倉ガイドには今後も様々ご指導いただきたいと思います。

私自身も反省し、見直す部分がありました。

夜は立山ガイド協会の忘年会。
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笹倉ガイドにも参加していただき、多賀谷ガイドの「きりたんぽ」、池田ガイドの「蕎麦」など楽しみました。

二日目はしんしんと雪が降り、翌日からのスキー場オープンに漕ぎつけました。
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とても有益な二日間を過ごしました!

初冬の立山 [剱立山]

二日連続で雄山へ向かいました。
初日はとても天気が良く感動的でした。
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しかし、滑るのはちょっと厳しい積雪量ですね。

ご高齢の姉妹は1月に厳しい山に向かうのでトレーニング。
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風はとても強かったです。

室堂で解散して、お客様が入れ替わり、この日は雷鳥荘宿泊。
夜に大量降雪があるとの予報だったが、大して降らず。

踝から脛程度のラッセルで一ノ越へ。
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この日もとても風が強く、加えて強烈な寒気。

残念だが、三ノ越下で登頂を諦めた。

これで、私は今シーズン立山の仕事は終了。
滑ることができないまま終わったのは残念。

立山も冬山モードに入りました! [剱立山]

11月4日は前夜までの降雪を味わいに龍王岳東尾根へ。
この日からアルペンルートも冬ダイヤとなり、立山駅から朝イチで乗っても10時前に室堂着となる。
最終の下山バスも15時30分なので、お客様を急かさなければならないのが心苦しい。
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室堂から外へ出ると快晴だが、風が強く雄山は荒れている。

北西風が強烈で、龍王岳東尾根も上部はもろに風が当たるので、風下を選んだラインから登った。
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看板は完全に埋没していたが、記憶を頼りに掘ったら出てきました。
完全に冬山です。
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風と寒気にたっぷり鍛えられました。

雲間から剱岳が。
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北アルプスの王者の風格。
この山が富山県にあることが何より幸せです。

眼下を見れば、一ノ越から龍王岳北面に向かって滑っているスノーボーダーもいる。
まだ、滑るには乏しい量だが、贅沢を言わなければ地雷覚悟で滑れるところもあるのだ。
11月8~9日の積雪量次第では、その後から滑れるようになりそうな感じ。
いよいよ、シーズンが目の前まで来ました。
ワクワク感が溜まりません。

赤谷山 やっと雪が来た! [剱立山]

10月31日から赤谷山から池ノ平山を目指して入山。
稜線には雪がないのでテント装備と水を背負って、お客様3名と赤谷山を目指す。
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バックは猫又山。
ブナクラ峠から赤谷山はかなり遠い。
まして重荷を背負うと大変だ。
でも、こういう登山は大好きです。
そして、剱岳北方稜線の風景は素晴らしい。
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でも剱岳にはまったく雪がなく、今年は異常な年だった。

暗くなってヘッドランプを付けて、赤谷山に到着。
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明るいうちに剱に対面したかった。

頂上脇にテントを張り。
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とっても寒い一夜を過ごす。
でも、こういうの楽しいです。

深夜2時頃から雪が降り出し。
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出発しようと思っていた4時にはこんな感じです。

雪が降るには解っていましたが、ここまで降るとは予想していませんでした。
そして何より風が強く、池ノ平山に向かうにはハイリスク。
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ロープを結んで赤谷山から下山しました。

雪が降って寒い登山でしたが、雪が降ると嬉しいものです。
やっと、いろいろなものが始まるといった気持ちになります。
室堂でも5cmくらい積雪があったらしいです。

下ノ廊下 ふたたび [剱立山]

10月22日に大町に前夜泊。
23日朝一番の扇沢トロリーに乗って黒部ダムへ。
8時にダムを出発し、外へ出ると紅葉がベストな状態になっていた。
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内蔵ノ助出合からの丸山東壁。
中央壁、右岩壁、南東壁と何回も登った壁。
ここは懐かしさが込み上げる。

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新越ノ滝は直瀑で美しい。
黒部川の沢で最も美しいと思う。

そして。
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十字峡は何回来ても溜息しか出ない。

阿曽原にはまだ宿泊客は疎らで、空いていたので早速ガラガラの温泉へ。
そして。
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阿曽原のもうひとつの名物。
とても食べやすいカレーライス。

今回でシーズン最後の阿曽原になりそうなので、厨房でスタッフとお酒を戴いた。
私、あまり小屋の厨房に入るのは好きではないのだが、この晩は良いだろう。
良い時間を過ごすことができた。

今朝は4時に小屋を出発し、槻平からは始発トロッコで帰った。
とても寒く、冬の訪れを感じた。
紅葉が綺麗なので、あと1回くらい下ノ廊下へ行きたいがなぁ。