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カトマンズに着きました [海外クライミング]

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本日、カトマンズに着きました。
空は青かった。
クラクション禁止の法律が3週間前にできたそうで、車道は凄く静かです。
あの喧騒が懐かしく思えます。
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パサンとナビン、信頼感満点のふたりと打ち合わせ。
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そして親友シャンタの店で地図など、情報収集。
観光客のいない小さな山へ明日から向かいます。
ネパールの自然をたっぷり楽しめるような気がします。
では、二週間後に!

GW終了 [剱立山]

一昨日は雨の中、雷鳥荘に入り、昨日は雄山への往復。
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登山者も少なく、落ち着いた登山だった。
三山縦走の予定だったが、前夜の雨で氷化した部分が多く、雪もグズグズのところがあるので雄山のみとなったが、北アルプスの展望も良く満足できたようだ。

これにてGWが終了。
今回は劔立山に絞ったガイド業務だった。
膝のことを考えて、各ガイドの間は1日休みを入れるようにしたら膝は全く問題なく機能し、ラッセルしても、氷をアイゼンで蹴り込んでも、走っても滑っても全く不安はなかった。
やはり、この歳になると休養と睡眠は非常に大事だと改めて認識した。

事故が多かったGW。
知り合いや身内のガイドの事故もあり、色々考えさせられることがある。
事故の要因は様々であり、決めつけることはできないが、昇温や風などによる多量の積雪への影響変化にどう対応できたかがポイントになった気がする。
たまたま事故に遭わなかった山行もあるが勘違いしてはいけない。
ひとつひとつの山行を精査して次に向かうことが最も大切だ。

私のお客様方は全てリピーターで、山の状況や天気に応じたルートやスケジュールの変更を快く理解してくれるので、いつも助かっている。

SNSに不愉快な投稿をたくさん見たGWでもあった。
あなたはそんなに凄くない。
山をなめてはいけない。
調子に乗っていると必ずお返しがある。
人間は必ず失敗する。

私自身気を引き締めて、一度リセットしてから次に向かうことにする。

立山三山縦走 [剱立山]

5月3日からも剱岳の予定だったが、どうしても4日に帰らないとならない方がいて、体力的にも厳しいので立山三山縦走とした。
二日間快晴に恵まれて、それは良い展望が楽しめた。
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剱御前小屋で椅子を借りて、ビールを飲んでいると剱沢から神様ガイドがたくさん上がってきた。

こんな日はスキーがしたいなと、佐伯岩雄ガイドにスキーを貸してくれと言ったがダメだった。
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私と同じスキーと同じブーツでサイズも同じなのでラッキーと思ったのだが。

この夜の剱御前小屋は人でいっぱいで居る場所がないほどだった。
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でも夜景がたっぷり楽しめた。
良い場所にある小屋だ。

翌朝はゆっくり出発。
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別山で雷鳥を入れた剱岳を見ることができた。

稜線上は特に危険な場所はないが、雪庇の上を歩くトレースが目立つ。
雪庇の端に腰掛けて景色を見ているカップルには驚いた。
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大汝山3015mはまだまだ雪もたっぷり。

しかし、雄山へ行くと簡易アイゼンで行動できなくなっている人、雪庇の上で記念写真を撮る人、ジーパン&スニーカーで雄山へアタックしようとしている人、などには啓蒙は通じないのだろうか。

大人数のツアー登山は滑落の危険がある場所でもロープを付けずに歩くのは当たり前。
あれはガイドと言って欲しくない、ただの道案内だ。
山案内人と呼び名を変えた方がいい。

レベルは全く違うが、この日も八ツ峰で滑落死亡事故があったと聞いた。
これ以上、事故が続かないように祈るばかりだ。

この日のログだが、アルペンルートのバスまで記録してしまった。

剱岳登頂(GW前半) [剱立山]

2017GWがスタートしました。
前半は剱岳平蔵谷からの登頂。
今回はゲスト2名と撮影カメラマンが帯同。
初日の剱御前小屋までは風雪が厳しく、ホワイトアウト状態で到着。
我々の後にいた二人パーティは、ルートロストして山岳警備隊の救助要請となった。
GWとはいえ、ひとたび山が荒れれば、一瞬で厳冬期の冬山に戻ることを知るべき。

剱御前小屋は新しい小屋主さんとスタッフに明るく迎えてもらえた。
仲良しのガイドや富山の友人などとも再会できた。

さて、翌朝3時に起きて外を確認すると風があまりに強く、1時間様子を見ることにした。
登頂は難しいかなと考えながら、5時少し前に剱沢を下降開始。
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雪も深く、吹き溜まりでは膝上まであったので、かなり苦労するだろうと平蔵谷の様子を見に行くくらいのつもりでいた。
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平蔵谷はかなりデブリが出ており、上部はまだ落ちきっていない積雪が溜まっているのが予想できた。
ずっとラッセルがきつく、かなり時間が掛かった。
上部で後続スキーヤー2名と合流し、一緒に交代でラッセルしたが、腿まで埋まり体力を奪われる。
上がるにつれ傾斜も出てきて、危ない上載積雪が落ちきった感があり致命的な雪崩はないだろうと判断し、そのまま登頂することにした。
しかし、一番上に少し載っている湿雪が不安定でアイゼン、ピッケルが効き辛い。
昇温でアイゼンに団子が絡みつき始めてもいた。
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岩場を登って、頂上までの20分はスラフが特に不安定だった。
早月尾根の合流でやっと安心できた。
稜線は風も強かった。

祠は少し出ていた。
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素晴らしい眺望。
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10時40分くらいに頂上に着いたが遅すぎると感じた。
下山中に昇温によるリスクを感じていたので、すぐに下山開始。
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雪面がかなり不安定になり、タテバイ横でゲストがスリップ、滑落し掛けたが直ぐに止めた。
一歩一歩慎重に降りて、平蔵谷に合流したところで驚いたのは、各支沢からの雪崩で平蔵谷がデブリでいっぱいになっていたこと。

剱に登って良い日ではなかったことを悟り酷く後悔した。
剱沢を登り返しながら、今回の失敗ガイドのことを考えた。
ラッセルを頑張って登ることができたのは良かったが、あまりにリスクに対して無防備だった。

源次郎尾根に取りついたパーティが、Ⅱ峰懸垂後に平蔵谷側へエスケープしているのが見えた。

剱澤小屋に着いて、座って行動食を食べていたら、そのパーティが降りているルンゼから雪煙があがり、人が落ちてくるのが見えた。
携帯電話が繋がらないので、急いで剱御前小屋に向かったが、警備隊も視認していて剱沢を降りてきた。
結果、最悪の事態になったわけだが。

GW前に雄山登頂 [剱立山]

GWが始まる前日にプライベートガイドで雄山に登ってきました。
室堂も雄山も空いていて、初めての立山を満喫していただけたと思います。
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ただ、風が強く少し辛い経験だったかもしれません。
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北アルプス全体が良く見えて、素晴らしい眺望でした。

やはりプライベートガイドは、お客様の想いや希望にダイレクトに応えられるので良いですね。

鍬崎山敗退の巻 [北陸]

早朝、あわすのスキー場から鍬崎山へ。
雪のないドルフィンコースは急で結構キツイ。
貯水池の鉄管脇を上がり、大品山へ続く登山道は豊富な残雪に覆われていた。
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無事に大品山に到着。

しかし、同行のゲストがアウターを忘れて…。
鍬崎山はガスに覆われて濡れが予想される。
予定を変更して瀬戸倉山から降りることにした。
瀬戸倉山から、あわすのスキー場へはとても急で最後はロープを使って下降した。
途中で熊もいた。

天狗平山荘にて [大好きなスキー]

昨日から再びスキーを片手に室堂へ。
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参加のお客様は70歳オーバーのシスターズ。
雪の量も質も良い今回は調子良く快調に滑ることができたようだ。

宿泊の天狗平山荘へ滑り込み、お風呂に入って。
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美味しい生ビールを。

夕方の剱岳。
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週末がとても楽しみだ。

今回は天狗平山荘ナイトを楽しむのもメインの目的だった。
ここはとにかく食事が最高!
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特別料理の寿司は美味かった。

他にもたくさんの料理があったのだが。
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私が最も感動したのは「肉じゃが」だった。
何度もお代わりしてしまった。

食後は賢輔さん達と楽しい宴。

今日は天気予報通り、朝からミゾレ強風。
たまには食事を目的にまったりする山も良いよね。
たまには…。



日和田山にて初めてのクライミング講習 [国内クライミング]

この週末から月曜に掛けて、日和田山にて初めての方を対象にしたクライミング講習を行いました。
この夏に剱岳を目指そうというゲストの皆様がたくさん参加してくれました。
目的は岩場に対するストレスを無くしてもらうこと。

この日和田山は、私が初めて岩登りを教わったところで、一ノ倉沢や黒部の奥鐘山西壁や丸山東壁など大岩壁を登るために一生懸命に通った場所である。
今となってはクライミングの対象としては優しすぎるのだが、クライミングジムもない当時は私にとって難しいルートもあった。
今のような装備もないし、ダサいジャージ姿で登っていた懐かしい岩場でもある。

登るために必死で勉強したり、海外から本を買ったり、先輩から教えてもらったり(今考えれば間違った情報もたくさんあった)、とにかく情報がなかったので沢山考えて試行錯誤した思い出が懐かしい。
今の時代は情報は溢れるほどあるが、逆に研究する姿勢がなくなるのではないかと危惧する。

私は何の実績も記録もないが、あの頃が最高に楽しかったのは間違いない。
夢のルートが登れた時の感動は私の財産だ。
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たくさんの方と久しぶりにお会いすることができ、とても嬉しかった。

室堂周辺滑走にて [バックカントリー]

昨日は朝一番のアルペンルートでゲスト1名と室堂にスキーを持って上がり、室堂周辺を滑りました。
まず、足慣らしに浄土山から滑ろうとハイクアップ。
硬いバーンの上にアラレの層があり、昨晩降った重めの新雪が不安定に切れる。
場所に寄っては細心の注意が必要だと思いながら登っていきました。
そして、滑り出して始めは雪も軽く気持ち良かったのだが、室堂山荘が近づくにつれて重くなっていった。
そして室堂山荘脇から滑り降りようとしたら雪庇がかなり大きいので、右に迂回してから滑ろうと思ったら足元が崩れ、そのまま流されました。
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小規模で距離も大したことはないが、ライン取りのミスでした。

ゲストは上で待たせていたし、私もケガは何もなかったが、反省すべき行動でした。
天気もあまり回復せず、この後は雷鳥沢から国見岳へ向かい天狗平山荘へ。
反省し、これからのGWに細心の注意を払ってガイドしていきたい。

強烈・室堂の嵐 [剱立山]

4月17日から悪天になると判断し、16日に一度富山へ帰りました。
再び18日から室堂へ上がりました。
今回はスキーガイドではなく、山岳ガイドです。
剱岳を見たいと国見岳へ向かいましたが、登るにつれてホワイトアウトで何も見えず。
国見岳手前にいるのは解っていましたが、見えないのに登ってもしょうがないので、しばらく待機してから下山。
室堂に戻るのも大変でした。
雷鳥荘に入り、温泉に入って寛いでいたら天気が回復してきました。
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大日岳へ沈む夕陽を見ながら美味しい酒を飲む。
日本海側山岳ならではの楽しみですね。

翌日は立山三山縦走の予定でしたが、朝から暴風雪。
この日に帰るゲストを室堂へ送り迎えするのも大変でした。
とにかく降る霰の量が凄くて、翌日以降の状態が心配でした。
デカい霰がアウターの上からでも痛くて、顔に当たった時は失神しそうです。

さて、本日3日目は吹き溜まりに霰が飛ばされ、風当りの良い場所はテカテカです。
室堂山荘からはノートレースでずっとラッセルでした。
吹き溜まりは深いものの硬い雪面もあります。
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浄土山の北面からも小さい雪崩が二個出ましたが、むしろ注意すべきは滑落です。
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一ノ越に出ると天国のような景色。

強風と氷と岩のミックスに耐えて登ると。
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誰もいない、足跡もない雄山でした。

稜線の硬さに苦労しそうなのと、午後から天候も崩れそうなので縦走は諦め。

さて気になる剱岳は。
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剱岳が丸くて、なかなかの積雪量です。
来週から剱岳ガイドを始めますがちょっと心配ですね。

今日はいったんリセットで富山に降りました。
明日はスキーを持って上がります。