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紅葉の源次郎尾根に報われて [剱立山]

秋の雨に散々やられてきましたが、今週平日はお天気に恵まれて源次郎尾根を2回転してきました。
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紅葉が綺麗でとても癒されました。
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私は各講習会や講演会でいつもお伝えしていることがあります。
「別山尾根を登っただけでは剱岳の10%もわからない」ということです。
剱岳には各種限りないルートが本峰に向かって伸びています。
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一般的に知られていないルートもたくさんあります。
別山尾根も素晴らしいルートなのですが、是非とも各種バリエーションルートからも登ってみてください。
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剱岳の偉大さと奥深さが更に理解できるはずです。

源次郎尾根はバリエーションルートの中でも入門に属するのですが、それでもロープを使わないと登れないルートです。
2ヶ所の悪い岩場と30mの懸垂下降があります。
さらに初見の登山者はルートファインディングに悩むことでしょう。
ネットで調べただけでは通用しない、真に登山力を試されるルートです。
是非たくさんの登山者にチャレンジして欲しいものです。

今日からの週末は台風24号の影響でガイド中止です。
また、台風25号も発生しました。

週明けから再び剱岳へ通えるよう祈ります!

山小屋のキャンセル [剱立山]

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剱立山界隈の山小屋で無断キャンセルへの迷惑を訴えるSNS投稿を目にする機会が増えた。

登山者の立場からすると、キャンセルは俺一人くらい黙っていても大丈夫だろうという意識なのかもしれないが、山小屋の立場からすれば受け入れ準備を整えて、無断キャンセルされたらその費用負担はほぼそのまま被ることになる。


そして遭難の可能性もあるので各方面への確認作業も手間となり、更に負担が増える事になる。


その予約客のために、後から来た予約を受けられない経済的な被害も生じるので、山行中止あるいは山行計画見直しの際は即座にキャンセルの電話をするべきことは当然である。 しかし、悪質な登山者はあらかじめ複数の山小屋に予約を入れて、天気予報によって自分の計画を変更対応する人もいるらしい。

ツアー会社でもあらかじめ募集定員の20名という予約を入れて、直前に最少催行の8名に減らしたりと実数を誤魔化して水増し予約をする会社もあるらしい。

こんなことをやっていたら、登山者と山小屋の信頼関係がなくなってしまいます。


結局、人気のある山小屋は予約受付ができない状況が多々あるので、登山者が防衛策として計画段階で安易に予約しておいて忘れる、あるいは意図的に行かないということなのだろうが、小屋としては詐欺にあったような意識だと推測される。

まして、山小屋は天気予報が悪くなったら、大量のキャンセルリスクを常に背負っているのでビジネスとしては非常に辛い。

だから、私は登山者の一人として予約には慎重になるし、予約人数の変更は細かく即座に連絡するように心掛けている。

天候やお客様の都合などでキャンセルを入れるときは、山小屋には申し訳ないという気持ちでいっぱいになる。

でも、登山である以上キャンセルしなきゃならない時もあるわけで…。
悪天候でヘリが飛ばなくて苦慮している人や歩荷している人の顔を思い出すと辛くなる。

せめて、キャンセルの連絡くらいはしましょう!
山行計画が確定してから実数予約を入れましょう!

雨に濡れても [剱立山]

9月17日までの連休中、とにかく良く雨が降った。
こんなに降り続く雨もあまり経験がない。
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通常ならガイド中止の判断が妥当なのかもしれないが、剱を熟知した多賀谷ガイドとのジョイント企画でもあり、少しの止み間で登れるタイミングを見計らって行動する方針で催行した。
登れる日もあり、それなりの行動はできたものの結果としては満足できる内容ではなかった。
降り続く雨は私を憂鬱にし、心身共に疲れ果てさせてくれた。
救われたのは、参加者が誰も非難せず、中には雨の中で、ここまでできるという経験は貴重だったと話してくれた数名がいたこと。

そしてなにより、参加者全員が雨の中でも快適に過ごせたことは、剱澤小屋の高いホスピタリティがあってのことと感謝したい。
雨が続く憂鬱な雰囲気の中で、若いスタッフの方々が笑顔で穏やかにクライアントに接し続けてくれたこと、私も見習っていきたいと思う。

18日からは前日までがウソのように晴れた。
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晴れたら気分も良く、心も爽やかになる。
でも、雨が降り続いた滅入る気持ちも私には良い経験だったと思う。

秋の長雨について思うこと [Guide]

台風21号、北海道地震と日本に災害をもたらす出来事があり、被害を受けた皆様へ心からお見舞いを申し上げます。
これ以上被害が広がらないことを祈るばかりです。

そしてここ最近の北陸は秋の長雨が続いています。

山岳ガイドという仕事は自然に依存するしかありません。
しかし、少し考えたいのは、雨がずっと降り続いているわけではなく、雨予報が出ていても止み間があったり、陽が差すタイミングがあったりします。
そのようなタイミングを上手く捉えて、登れるルートを選択するのも登山の醍醐味なのではないかと思っています。

山行中3日間とも無風快晴をイメージして登山計画を立てたり、またはガイド依頼をされてもそれはまず無理というものです。
2日後、3日後の山の天気を完璧に読み切れる神様のような方は別にして、まずは入山して山小屋で様子を観察するという考えも有りではないでしょうか。

私は剱岳という条件の厳しいエリアでガイドをしていますが、雨予報であっても数時間の登れるタイミングが意外とあることを知っています。

そういう時は入山者数も少ないし、小屋も空いているし、良い事もたくさんあります。
また、美しい虹に出会えたり、ブロッケンが出たり、綺麗な雲海を見たり、快晴では味わえない体験もできたりします。
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ガイド予約される方の中には、月曜にメールが来て富山県の週間天気予報で週末天気が悪そうだからキャンセルさせてくれという方も実際多いです。
キャンセル依頼は受けますが、情報を誤って捉えていることに残念な気がします。

山小屋にも同様のキャンセルは多い様に思います。
これは風評被害です。

天気予報はひとつの情報であって、イコール登山中止と結び付けるのは早計ではないでしょうか。
あまりに無風快晴の3日間を期待しすぎる風潮があるような気がします。

災害レベルは別として、まず入山してみて天気予報と実際の差異を体験することは登山力を養う上で重要だと思います。
私は剱岳に出掛ける日数が多いので、剱岳ならある程度登山できる雰囲気を感じるとる事ができます。

天気予報を見て即登山中止して晴天を待ち続けることも悪くはないですが、大事な体験を逃しているような気もします。
まずは行ってみてはいかがでしょう。

快適な山小屋 [Guide]

私は、夏は剱澤小屋、冬は赤岳鉱泉にお世話になることが多く、そのホスピタリティにはいつも深く感謝する次第です。
その他にもお世話になる山小屋は多々あれど、山岳ガイドとしてお客様が心地良く過ごせる山小屋を選ぶようにしています。
しかし、時に致し方なく不本意な山小屋に泊まらざるを得ないことがあります。
私は山小屋のスタッフが環境的にストレスが溜まるであろうこと、山小屋独自の都合があることも理解しているつもりですが、あまりにも態度が不愉快なスタッフがいます。
最近、久しぶりにそのような悪しき山小屋に泊まりましたが、山が美しく、食事も美味しく、山小屋も清潔なのに、スタッフのほとんどが笑顔なく、暗く下を向いて、話しかけても相手の目も見ずに受け応え。
人を見下したような態度。
山小屋であろうと接客が基本だろうと思うのですが…。
私のお客様の中には、一生で最後と思ってその山行を楽しみにして来られた方もいて、それで不愉快な思いをさせられたら非常に悔しいのです。
山小屋の都合は充分わかりますが、楽しい雰囲気作りを少し気にしてくれたらなと思います。

まあ、そういう人はガイドでもいますけどね。
どうでもいい細かいことばかり、四六時中ブツブツと注意し続ける小言幸兵衛みたいなガイドとか。
みなさん、変なストレスは下界に置いて来ていただきたいものです。
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せっかく山が綺麗なんだから、楽しくやりましょうよ!
写真は本文とは関係ありません!

ちなみに写真は徳沢園
5年ぶりに訪れましたが癒されましたよー