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剱岳シーズンの始まり [剱立山]

夏の剱岳ガイドスタート初日に、北陸も梅雨が明けました。
今シーズンもとても縁起が良い。
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剱澤小屋に着いたら、男性スタッフは全員で剱沢のトレースカットをやってました。
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事故防止に繋がる地味な作業に頭が下がります。

トレースは出来ていますが、降雨後は直ぐ状況が変化しますし、早朝は雪も硬いので、アイゼンは保険として必ず携帯すべきです。
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多くの人が往来する別山尾根は、剣山荘と一服剣の間に1箇所残雪があります。
ステップカットしてありますが、ここ数日の雨で、ステップが緩んできていますので注意が必要です。

一服剣を超えたら、残雪を踏むパートはありません。
タテバイ手前のシュルントも1m以上空いているので安全に通過できました。

剱澤小屋では、今夏シーズン最初の宿泊客にさせていただきました。
今回は3泊しましたが、毎食メニューが変わる美味しい食事と温かいシャワーを浴びて、我家のようにリラックスできました。
新人スタッフもみんな良い子達で、ホスピタリティもバッチリです。

この夏も変わらず剱岳に通う楽しみができました。

ホンモノの多賀谷治ガイドと剱へ登ろう! [剱立山]

「多賀谷治」ガイドとのコラボ企画
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この夏、剱岳を登りたい方、注目のガイド企画ですが希望者多数のためガイド期間を延長しました。
一般ルートである「別山尾根」とバリエーションルート入門の「本峰南壁」の2コースを既にご提案しましたが9/14と9/15も追加募集いたします。
基本、剱澤小屋集合解散ですが、全体予定は以下のような感じです。

9/13(木)入山
9/14(金)どこでも行きます
9/15(土)どこでも行きます
9/16(日)剱岳別山尾根
9/17 (月祝)剱岳本峰南壁 → 下山

もちろん、9/14だけ参加したいという方も歓迎です。
全日程参加したいという猛者はもっと歓迎です。
私もオマケでガイドさせていただきます。

※詳細は info@rems-outdoor.com お問い合わせください。

変なことはやめてくれ! [剱立山]

先日、剱岳に登っていて、平蔵ノコルでアイゼンを脱いでいたら、「ウォー」という声が聞こえて滑落事故か⁈と緊張感が走った。

昨シーズンの剱岳で二回、滑落事故を目撃した。
一件は死亡で、一件は重傷だった。

今回も声が尋常ではなく、しかも声が長く続いたので、滑落事故の可能性ありと、岩稜の下を注視しながら登ったが、それらしい痕跡もなく。

頂上直下で友人ガイドとすれ違ったので、「さっきの変な声、聞こえた?」と聞いたら「頂上で隣のパーティーが奇声を発してたんですよー」とのこと。

昨年秋に静かな別山尾根を降りていて、前剱大岩を過ぎようとした時に「ブォーン」と大きな音がしたので、落石だと感じて反射的にお客様に「伏せろっー」と言って伏せた。

前剱大岩の上からドローンを飛ばしていたのだった。

紛らわしいこと、やめてください!
ホントに!
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雨後晴 [剱立山]

今週の室堂は火曜、水曜と雨が続いてガイド中止。
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木曜、金曜は登山日和となりました。

スキーではなくて登山のガイド。
剱岳でも立山でもなく、ちょいとマイナールートのガイドでした。
お客様方が絶景に満足されて、嬉しかったです!
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残念なのは、今年は雪が汚いことです。
もう新雪が積もるチャンスはないかな?

5月3日からがラストチャンスでしょうか。
白い雪を見せてあげたいです!

立山登山の終点は天狗平山荘 [剱立山]

先週末は立山三山縦走へ。
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雷鳥荘を朝弁当で早立ちして、剱御前小屋に上がると剱岳がバーンと。
久しぶりに顔を拝見しましたが、やはりイケメンです。
今週末にお邪魔します。
昨シーズンは厳しかったですが、今シーズンは優しく迎えてくれると良いです!
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今の立山稜線はとてもややこしいです。
雪がないところ、氷、雪庇が交互に出てきます。
他人の足跡を安易に追うことは危険です。
地形を予測して自分で判断しましょう。
これからの雨で状況もまた変わるでしょう。
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後立山の稜線もカッコいいですよー。

下山したら、室堂で長蛇のバス列に並ぶよりも天狗平山荘まで行ってバス予約をしてから、まったり帰るのが大人の登山です。
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点の記ラーメン、生姜焼き定食、カツカレー、極上アイスクリームetc
美味いものが書ききれないくらい待ってます。
消費したカロリーを天狗平山荘でリカバリしてから富山へ下山しましょう。

全て満足した頃にバスが迎えに来てくれますよ!

立山の季節 [剱立山]

4月15日は立山黒部アルペンルートの全線開通日。
残念ながら悪天のため、富山側は終日運行中止になってしまいました。
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雨なので雪の大谷を見学に行きました。
今年は高さ17mで、高い部分が例年より長く続いているそうです。

翌日からは素晴らしい景色の中、立山の大きさを感じながら連日滑ることができました。
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まだ、朝は硬いですが日射の影響を受ける時間と場所を選べば最高です!
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これから11月までたくさんの方が事故なく楽しめますよう、私なりの立場で頑張ります!

雪を掘る楽しさ [剱立山]

この冬は思うところあり、富山県某所にて除雪の仕事をさせていただいている。
剱立山に活かされている身として、この裏方の仕事はいつかやってみたいとずっと考えていた。
このようなチャンスを与えていただき、関係者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

みんなで一つのテーマに向かって行うチーム作業はとても楽しいもの。
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池田ガイドから「おい、新人!」と呼ばれるのも快感になってきました。

雪をひたすら掘って落とす作業は、なかなか難しいが慣れてくると楽しい。

私は若い頃に雪崩に埋まったこと数度、クレバスやシュルントに墜ちて、何とか助かった経験から雪という得体のしれないものを徹底的に調べたいと思った時期がある。

学者や土木関係者しか入れてもらえなかった日本雪氷学会雪崩分科会に何とか頼み込んで登山者の肩書で入会させてもらった。
先生方に「雪を知りたければ、とにかくたくさん掘りなさい。」と言われたことを思い出す。
様々な雪を、様々な時期に、様々な場所で掘ってたくさん雪を見ることがいかに勉強になったことか。
カッコいい資格も何も持ってないし、今風のガイドラインはよくわからないけど、雪をたくさん掘ったことは今の仕事でベースとなるスキルとして活きている。

池田ガイドから「あんた、新人のくせにうまいぜー」と言われると嬉しい。

黒部の季節 [剱立山]

ここ数日は裏剱、下ノ廊下をグルグル廻っている。
剱岳周辺の山小屋も御前小屋を除いてはほぼ小屋締めとなった。
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仙人池ヒュッテも最後は酒もなくなって、スッキリ終わった。

しかしながら、仙人谷で滑落事故が相次いで嫌なシーズンだった。
下ノ廊下も開通はしているが、まだ整備中の箇所もあり、安定しているとは言い難い。
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別山谷周辺の雪渓はまだデカいのが残っている。
今は固定ロープが張ってあり、雪渓上を歩けるようにはなっているが、今後の降雨次第で雪渓状況が変わると通行が困難になることもあるだろう。

私はガイドなので、ピッケル、アイゼン、ロープは常に持って歩いている。
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今シーズンはオクトスのラチェット式10本爪アイゼンを使っているが、着脱がスピーディにできて便利だ。
アイゼン着脱が面倒だったりすると、必要な時でも「まあ、雪渓が短いからいいか」となりがちだし、アイゼン着脱が容易なことはその危険個所に滞在する時間を短く済ませることもできるので様々有利だと思う。
http://www.oxtos.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=002001000005&search=%A5%A2%A5%A4%A5%BC%A5%F3&sort=recommend
これで税込7180円なのでお勧めできると思う。
本格的な冬山にはもちろん使えませんが、部分的な雪渓や残雪には良いアイゼンです。
ちなみにチェーンアイゼンは傾斜の緩い氷などの硬いものには良いですが、柔らかい雪には効きません。

明日からまた下ノ廊下に行きますが、とにかく距離が長いので安定した歩行技術とある程度の岩慣れは必要です。
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距離が長いので、コースタイムは登山者に寄って大きく差が出ます。
早いお客様だとダムから4~5時間で阿曽原小屋到着することもあるし、遅いお客様だと10時間掛かることもあります。
携帯電話も使えませんので、それなりの覚悟と準備が必要です。
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ちなみに秋のトロッコは非常に寒いです。
せっかく山から安全に降りてきても、ここで低体温になったら馬鹿みたいです。
昨日も前に座った男性が、欅平で温泉に入ったらしく、髪の毛がびしょ濡れのまま、Tシャツで乗り込んできて凍死しそうになっていました。

私も若い頃、奥鐘山を登れると嬉しくて、開放感からトロッコでビール宴会をして、トイレが我慢できず膀胱が超痛かった辛い思い出があります。

美しいものには棘がある [剱立山]

10月に入り剱立山も晩秋に入りました。
この時期になると人気があるルート「裏剱」に行ってきました。
初日は室堂から仙人池ヒュッテまで。
風が冷たく、剱御前小屋から剱沢に入ると登山道の所々に氷が張り付き注意が必要です。
剱澤小屋に寄り、鍋ラーメンをいただき暖まりました。

剱沢はまだ雪渓が安定していますが、薄いところもあり、地形を熟知していないと隠れた罠にはまる登山者もいるでしょう。

真砂沢ロッジも傾きがなくなり、新オーナー坂本心平氏を迎えて安定を感じました。
三ノ沢は雪渓もほぼ消えて、スムーズに通過できました。
仙人新道は紅葉がまだイマイチかなという感じでした。

仙人池ヒュッテは混んでいました。
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朝焼けもあまりなく、赤く染まった裏剱は見ることはできませんでした。

二日目はゆっくりと7時20分過ぎくらいに出発。
仙人温泉小屋手前の雪渓は、まだ厚みがありますが、薄い箇所もありルート取りが問題です。
ロープを結んで慎重に渡ります。
先行者は8人で一緒にピッタリくっ付いて雪渓に乗っていてビックリ。

雲切新道は快晴の中、状態も良く快適に降りることができました。
正午過ぎた頃に阿曽原温泉小屋に到着。
誰もいない小屋で素麺をいただいたりして、まったりしました。
2時間経っても、仙人池ヒュッテから出発した登山者が誰も来ないので心配になりました。

三日目は朝4時半に出発して、折尾大滝の前で朝弁当を食べて、写真を撮りながらゆっくりと水平歩道を歩いて、無事に欅平に到着。

二日目は仙人池ヒュッテをゆっくり出発しました。
先行した登山者をたくさん抜いていきましたが、高齢の方が多くとても不安を感じました。
私達が通過した直後、仙人温泉小屋手前の雪渓前で滑落死亡事故がありました。
これが一昨日の話。
そして、昨日もほぼ同じ場所でツアー登山の滑落事故があり、こちらは重症。

他にも別な滑落事故があったようです。

小屋内で他パーティの話を黙って聞いていると、剱沢雪渓の下降と雲切新道のことばかり気にしているようですが、私がいつも一番不安に思っているのは、仙人池ヒュッテから仙人温泉小屋の間のことです。
ここをどういう時間帯に通過し、どうようにお客様の安全を確保して通過するか、前の晩に夢に出るくらい不安です。
お客様をお連れする際に、このザレたトラバースを不安なくスピーディにこなせる歩行技術がある方のみお連れします。
もう少し、仙人池ヒュッテから仙人温泉小屋の間に対して危機意識を強く持つべきだと思います。

剱沢雪渓下降と三ノ沢通過は誰でも客観的に危険だと感じますが、上記の間はほんの数歩の悪い場所が隠れた危険です。
雲切新道は拓かれてから随分年数も経ち、かなり安定したと感じます。

話は変わりますが、最近感じるのは、おしゃべりしながら歩く登山者が多いこと。
草原のハイキングじゃあるまいし、しっかり歩行に集中して歩いて欲しい。
美しい裏剱や黒部渓谷の自然を味わいながら安全に歩いて欲しいと思います。

情報が蔓延したこの世で、自分で考えて行動できる登山者が少ないように感じます。
たくさんの情報から真実を読み取る力も必要です。
小屋内で他パーティの登山者と話していると、気にしているポイントがズレてるなと感じること多々です。
私が世間とズレているのかもしれないですが。

みなさん秋の剱岳に行きましょう [剱立山]

最近は秋晴れが続いている剱岳です。
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ちょっと寒い日もありますが、夏のような渋滞もなく、小屋も空いているし、秋風も爽やかです。
気温が低いので、岩のフリクションも良く効きます。
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そして何より紅葉がとても綺麗です。
剱岳の小屋は10月連休まで営業しております。(必ず予約してください。)
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私も明日からのオーストラリアクライミングが中止になりましたので、ガイドスケジュールがバッチリ空いております。
今からがお楽しみの剱立山にたくさんの方に来ていただきたいと思います。
是非お問い合わせください。
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