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ガイド申し込みについて [Guide]

この時期は夏の剱岳ガイドの申し込みや問い合わせが非常に多くなります。
私の場合は新規で初めて会うお客様は、紹介などの例外を除いて山行履歴を戴いてメールのやり取りを数回行なってから、受け入れ可能かを判断させてもらいます。

「最近の山行履歴を教えてください」とメールすると半数くらいは音信不通となります。
少なからずの時間とお金を掛けて、富山まで来ていただくので、お互い嫌な思いをしないためにやっていますので御理解いただけると有り難いです。

もう過去のことなので書いても良いと思いますが、私は泣かれるのが嫌です。
目標だった山に登って、感極まり泣かれることは嬉しいのですが、ルートの途中で「怖い」「ツライ」「もうダメ」などと泣かれて、その場で動かなくなることは最悪な状況です。

昨年から今年に掛けて、数名このような方が出ました。
中には救助を呼んでくれと言う人もいました。

自分のイメージとは違ったのでしょう。
ガイドの説明が足らなかったのでしょう。
私の顔が怖かったのでしょうか…。

SNSや山岳雑誌、WEBの記録などで簡単に書いてあると勘違いも生まれます。

だから、ガイドを受けることに対して慎重に動いてしまいます。
ガイド依頼を受けたルートのリスクと備えるべき体力、技術、経験を説明させていただき、納得いただいた上で、ガイドさせていただきます!

御理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
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佐渡の花旅 [Guide]

初夏の佐渡に行って来ました!
初日は観光。

二日目はドンデン山から金北山の縦走。
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日本海が眼下に広がる縦走路は気持ち良い。
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いろんな花が咲いていて、目を和ませてくれる。
お客様方は写真とお喋りに夢中で全然付いて来ない。
私は花の名前はサッパリわからない。
というか覚える気もない。

綺麗だなぁとか可愛いなぁと思うが、名前を知りたいとは思わない。

綺麗な女性を見て、いちいち名前なんて気にしないのと同じこと。
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せっかく、綺麗な縦走路なのに、最後の北山の建物には興醒め。
なんとかならないものかなぁ。

三日目は別な山に登る予定だったが、天気も下り坂なのでヤメた!

両津港から新潟港へのフェリーにて

やまきふイベントin赤岳鉱泉 [Guide]

やまきふ共済会の安全講習がオクトス協賛のもと赤岳鉱泉で初めて開催されました。
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私は前座でメイン講師は多彩な芸をお持ちの救急ドクター伊藤先生です。
開山祭前夜なので、沢山の方々にご参加いただき楽しく為になるイベントとなりました。
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北陸の山岳ブランド、オクトスさんからテントやザックなど豪華商品が必ず当たるジャンケン大会や、スペシャルBBQなど参加者の方は全員笑顔を絶やさず。
素晴らしい二日間でした。
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このイベントは毎年恒例行事とすることを約束しました。

翌日は開山祭で赤岳へ。
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こちらは参加者の一部メンバーです。

伊藤先生の講習は山で使えるホンモノの救急手段で、合理的かつ実践的です。
何度でも機会を狙って定期的に受講されることを勧めます!



ボトルネック回避策 [Guide]

この週末は日曜の天気が悪いから、土曜のうちに登ってしまおうと、朝イチの新幹線で東京から来ていただいたお客様と急いで立山駅に向かったが、立山ケーブル3時間待ち!

仕方なく、美女平まで歩こうとスタートするも、お客様の一人が登山口にサングラスを忘れて来たと。
それを取りに行く時間も含めて、一時間半で美女平に着いた。
しかも、お客様二人は70歳近い高齢。

この登山道はかなり荒れているし、危険箇所もあるので、全ての登山者にはお勧めできないが、キチンと登山道整備すれば、登山者にとって立山ケーブルのバイパスになるのではないかと思った。
標高差500mの急登だが、剱のバリエーションを目指す登山者なら一時間はまったく掛らないだろう。
ここを整備して、使う登山者が増えたら、ひとつの選択肢になるような気がする。
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途中に初代美女杉もあり、急登をガンガン行くのも楽しい。
立山ケーブル2時間待以上なら、登る価値はあるかなと思うがいかがだろう?
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おかげで土曜のうちに素晴らしい登山ができた!

GW前半戦終了 [Guide]

今年のGW前半は好天に恵まれて、私の顔もすっかり焦げてしまいました。
珍しく剱岳にはまだ登っていません。
山と人は縁ですから。

白馬と立山に行きましたが、雪の減りは例年より早いようです。
毎年極端なので、何をもって例年かわかりませんが。
剱御前小屋から富士ノ折立下、一ノ越から雄山は雪がほぼなく、我々はアイゼンを装着しませんでした。
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剱御前小屋から見えた夕陽に染まる富山の田圃。
今年もちょうど田圃に水が入る時期です。

年に何十回と訪れる場所ですが、山はいつも想像しない新しい感動を与えてくれます。
いつまでも、この感動に出会える心と身体を持ち続けたいと思います。

天気予報によれば、GW後半は始めかなり荒れそうです。
行動は慎重に、撤退は迅速に、判断は的確に。
でも間違えてしまうのが人間です。
また剱立山が白くリセットされる予感がします。

転進も楽しい [Guide]

四月に入ってから、山の天気とタイミング合わず目標の登山が出来ずです。
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でも、行き当たりバッタリの転進も楽しい!

さて、アルペンルート開通したら天気が良くなるかなぁ…。

近況 [Guide]

この一週間は、八ヶ岳、妙高、妙義山、谷川岳と各所を巡る旅だった。
大雪の影響で登れた山も登れなかった山もあり、モヤモヤが残る最近の状況。
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冬の間は豪雪の富山を離れて、各所をロングドライブしながら移動することが多く、長時間運転していると余計なことをいろいろ考えてしまうことがある。
「この仕事いつまでできるのだろうか」「自分にしかできないことはなにか」など考えているうちに鬱になってくる。

私がガイド資格を戴いた旧団体の頃は、先輩ガイドというものはすべての人が雲の上の存在で人柄はともかく、登山家、クライマーとして凄い人ばかりで、私も山岳ガイドとして暮らしていけるようになった時はガイドという職業に誇りもあったし、ガイドと名乗れることが嬉しかった時期もあった。

今は、登録ガイドも3000名を超えたらしく、山なんか大して登ってなくても登山ガイドになれるし、資格範囲を超えても誰からもお咎めがないのでガイドという言葉も軽薄さを感じるようになり、職業を聞かれて山岳ガイドと答えるのも恥ずかしくなってきた。

お客様で来ていた人がしばらく見ないなと思うと「ガイド資格を取りました」と言われ驚くこともある。

私も、今までは登山ガイドと山岳ガイドの職能の違いなどを各場で訴えてはきたが、剱でも冬山でも堂々と登山ガイドがガイドできる現状に「そんなことはもうどうでも良い」のであって、問題を感じて恥ずべき業界と思うのなら私がガイドを辞めれば良いという気持ちになっている。

どのみち、こんなに膨張したガイド業界はごく近い将来の少子高齢化、日本の経済力減退の中で今のような仕事量は無くなるだろうし、膨張したガイド人数も淘汰されるだろうから、その時は引退せざるを得ないと覚悟している。

今ガイド試験を受けている人や間違ってガイドになってしまった若者は、現在溢れかえっているガイドの仕事はほとんど無くなることを頭に入れておいた方が良いかもしれない。
余計なことかもしれないが。


暖かな日に思うこと [Guide]

この世の中、様々な情報に溢れ、何となく解ったような感じがすることや、できるような気になる勘違いが生まれることがある。
雪崩オタク、気象オタク、道具フェチなど、山での経験値が無い割には知識だけが先行する人を良く目にする。
選ぶ山やルートも実力を測り間違え、ステップの順番を無視して、写真映えやインスタ映えする所を選ぶ風潮に疑問を感じることがある。

私は自分のガイドスタイルとして、クライアントの技術、知識、経験値の向上を図り、その方に相応しい山やルートを段階踏んでお勧めするようにしている。
その結果、一回きりで来なくなる人もいるがそれは仕方ないと思っている。

ガイドを始めた頃は登ったという事実だけを重視し、ルートに身の丈が合わないクライアントを一ノ倉や滝谷や屏風や明星山などに無理して連れて行ったことはあるが、結果としてそのクライアントを勘違いさせただけで自分の仕事に虚しさを感じた経験が多々ある。

私と10年以上、一緒に登っていただいているクライアントはたくさんいるが、基礎を作ってから年々ステップを上げて目標に到達する人が多く、そのことでお互い信頼できる人間関係を築くことになったような気がする。

私はこういう世の中だからこそ、益々後者の方針でやりたいと思うし、経験値を上げながら、より困難を目指すことで登った価値を感じて欲しいと思う。
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人間関係がしっかりできたクライアントと登る山は楽しいし、天気が悪くて登れなくても次に繋がる何かが生まれるのだ。

立山 自然ふれあい集会 [Guide]

日本山岳ガイド協会主催の自然ふれあい集会2017は立山で開催されました。
この類のイベントはとことん避けるのが私の主義なのだが、主管が立山ガイド協会なので逃げるわけにも行かず受付で参加者からお金を巻き上げる担当にて。

友邦さんも顔を見せていただきました。
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日本山岳ガイド協会のゆるキャラと記念撮影。
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立山ガイド協会のみんなと結束してイベントをバックアップする。

日本山岳ガイド連盟時代からの久しぶりの顔も見ることができ、それなりに有意義な時間でもあった。
250名のガイド全員と話はできなかったが、様々な方から声を掛けていただき嬉しかった。

私なんか業界から忘れられたガイドだが、みなさん覚えていてくれてありがとうございます。

とにかく無事終了して良かった。


歩くということ [Guide]

登山という行為は歩行技術が基本となります。
最近「歩くということ」が軽視され、他の些細なことばかり考えている登山者が多いような気がします。
ガイドさんを見ていても、技術的な問題はさて置いて、もう少しキチンと歩けるようになってからガイドしたらという方もいらっしゃいます。

軸足にしっかり荷重できないので、次の足を出すタイミングでバランスが悪くなりがちです。
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(本文と写真は関係ありません)

おそらく歩行技術の基本を習ったことがないのか。
あるいは間違った指導を受けたのか。

今夏は転倒滑落事故が多かったのですが、「歩くということ」を今一度重要視して欲しいと思います。
特にベテランと言われる人ほど、変なクセが付いて基本から外れているように感じます。

どうでもいい情報が蔓延している世の中で、基本に立ち返って「歩くということ」を意識してみてはいかがでしょうか?